尻トレのススメ

こんにちは！

トレーナーの坂本です。

今回は初心者からトレーニング愛好家まで、

ダイエット・シェイプアップ・姿勢改善・ボディメイク

身体を変えたいと願う全ての人にとって重要な、

お尻のトレーニングについて書いていこうと思います。

ちょっと長くなりますが、ぜひお付き合いください！！

●お尻の筋肉と働き

お尻には、大臀筋・中臀筋・小臀筋・外旋六筋などなど、

複数の筋肉が存在していますが、

基本的にはどの筋肉も骨盤と大腿骨をつなぐ形で存在しています。

それぞれに細かな役割の違いはありますが、

お尻の筋肉たちの働きは大まかに

・骨盤に脚を固定して股関節の安定性に関与する。
・骨盤を支点として大腿骨の動きをコントロールする。
・大腿骨を支点として骨盤の動きをコントロールする。

の３つが挙げられます。

●お尻を鍛えるメリット

①姿勢の安定に寄与

前述した通り、お尻の筋肉は骨盤と大腿骨をつなぐ筋肉であり、

この筋肉が十分に機能しないと

股関節に大腿骨を収めて保つことが難しくなり、

結果として股関節に適切な力が入らず、不安定になりやすくなります。

その結果、日常の動作の中で骨盤の歪みが発生しやすく、

それに付随する形で様々な障害や怪我の要因になってしまいます。

こんなに大事な役割を担っているのに、

現代の生活様式では、お尻の筋肉を主動的に使用する頻度が低下しやすく、

多くの人にとって衰えやすい筋肉となっています。

だからこそ、意識的にトレーニングを行い、

機能が損なわれて、問題が起こる前に、

しっかりとお尻のトレーニングをする必要性があるのです。

②活動代謝が向上しやすい。

お尻の筋肉、特に大臀筋は下半身の筋肉の中でも

体積が大きい部類に入る筋肉となっています。

したがってお尻の筋肉をしっかり鍛えることで、

基礎代謝を効率的に上げることができます。

また、速筋の比率が高く、大きな力を発揮することが得意な筋肉であるため、

しっかりと主動的に使うことができれば、

より速く、大きく動くことが可能となります。

結果的に、日常的な活動量が増え、活動代謝を上げやすくなります。

活動代謝が上がれば、必然的に一日の消費カロリー量は増えるため、

より太りにくく、痩せやすい体を作ることが可能となります。

③ボディラインがキレイに整う

パーソナルトレーニングを行う中で、

カウンセリングの段階で、

「欧米人のようなプリッと上向きのお尻になりたい！」

「スラッとした脚を手に入れたい！」

というご要望をよく頂きます。

ただ、アジア人と欧米人では骨盤の形状に大きな違いがあり、

アジア人は欧米人ほどお尻周りにメリハリが出にくいのが現実です。

我々日本人がこの差を埋めるためには、

とにかく筋肉をつけるしかありません！

お尻の筋肉がしっかり付けば、

腰からお尻にかけてのカーブのメリハリがつきやすくなり、

腰のクビレ感が出やすくなったり、

相対的に脚が細く長く見えやすくなったりします。

つまり、お尻を鍛えることはボディラインを整える上で非常に重要なんです！！

④トレーニング効率が上がる

お尻の筋肉がしっかり使えるようになると、

他のトレーニングの効率が上げやすくなります。

個人的には、初心者の方には、

積極的にお尻のトレーニングをやってもらいたいと感じてます。

そもそも、お尻の筋肉を意識的に使う、というのは、

トレーニング初心者の方にとっては、結構難しいです。

お尻に効かせたいのに、足や腰に負荷が入ってしまう経験をされた方も少なくないと思います。

お尻の筋肉を使う場合、

基本的に腰椎〜骨盤をロックして動かさないようにする必要があるのですが、

体幹部の筋肉が弱かったり、うまく使えなかったりした場合、

この骨盤のロックが不十分になってしまい、結果として、

お尻ではなく、腿前や腰の力が入ってしまう、という代償動作が起きやすくなります。

逆を言えば、

意識的にお尻の筋肉を使えるようになる、ということは、

骨盤を含む身体のコントロール能力が身についていると考えることができます。

骨盤・股関節は身体の土台を作る重要な部位であり、

ここの動作をしっかりとコントロールすることで

トレーニングフォームの調整が容易になり、

効かせたい部位に意識を持っていきやすくなるため、

トレーニングの効率を上げることができるのです。

いかがでしたでしょうか？

トレーニングの目的やトレーニング歴、年齢、性別に依らず、

尻トレはこの世に生きる全ての人に

必要なトレーニングだと考えています。

今後、このブログ内で簡単な尻トレをご紹介していきたいと思います。

皆様もしっかりお尻を鍛えて、

健康かつ美しい身体を目指してみませんか？

それでは！！！